夜行高速バス「ドリーム号」

夜行高速バス「ドリーム号」とは?

  • 「ドリーム号」は、新木場駅(東京都江東区)・東京駅(東京都中央区)・新宿駅(東京都渋谷区)と京都駅・大阪駅・神戸三ノ宮を結ぶ夜行高速バスである。
  • 1969年6月10日に運行を開始した老舗路線。
    運行開始当初、大阪系統は「ドリーム1号・2号・3号・4号」、神戸系統は「ドリーム9号・10号」と呼ばれていた。
  • その後、乗客の減少により、当初2往復で設定されていた大阪系統は減便。
    神戸系統については1977年4月1日到着便をもって廃止された。
    但し、その後も神戸便の路線免許自体は存置されていた。
    この路線免許を生かして、1981年の神戸ポートアイランド博覧会の際には、臨時便として、「ドリームポートピア81号」(全国版の時刻表では「ドリーム81号」となっていた)を会期中の1981年4月24日から9月14日まで、週末・大型連休・夏休みを中心に運行していた。
  • その後、しばらくは各運行系統とも1往復ずつの運行で、国鉄時代はその後の動きはなかった。
    しかし、1980年代後半の高速バス開設ブームと、民営化後のJRバス会社の経営基盤確立のための高速バス路線展開のタイミングが重なり、「ドリーム号」は増強されることになる。
  • 1988年10月15日には2往復に増発と同時に京都系統の1往復をJR奈良駅まで延長、「ドリーム奈良号」として運行を開始した。
    「ドリーム奈良号」では、京都駅で乗降する場合は周遊券での利用も可能であった。
  • 1989年3月3日より神戸系統の運行を再開、「ドリーム神戸号」として運行を開始した。
    また、同日より他の「ドリーム号」についても、号数による行先の区別から愛称の末尾に行先を付すことで区別することになり、「ドリーム大阪号」「ドリーム京都号」に改称された。
  • 1989年当時、ドリーム号はまだ4列シートの車両(三菱エアロクイーンW)ばかりで、同時期に他社が同様の路線を独立3列シートの車両を導入していたものと比較すると見劣りしていたが、神戸系統の運行開始に際して、初めて独立3列シート車を投入した。
    翌年には名古屋系統を除く他のドリーム号も独立3列シート車へ置きかえられていった。
  • 1989年12月6日、新宿駅発着の中央自動車道経由の「ニュードリーム大阪号」(当時)を開業。
  • 1990年3月20日、新宿駅発着の中央自動車道経由「ニュードリーム京都号」を開業。
  • 1999年12月17日、中央自動車道経由で「ニュードリーム神戸号」(当時)の運行が開始された。
  • 2001年12月1日、格安便として東京~大阪間に「青春ドリーム大阪号」の運行を開始。
    「青春ドリーム大阪号」の実績が良かったこともあって、翌2002年12月20日には同様の「青春ドリーム京都・奈良号」の運行も開始された。
  • 2003年7月18日、「青春ニュードリーム京都号」(のち「青春中央ドリーム京都号」と改称)・「青春ドリーム神戸号」の運行を開始。
  • 2004年3月1日、女性専用便である「レディースドリーム京都号」の運行を開始。
    また、既存の「ドリーム大阪号」・「ドリーム京都号」は、これまでは1つの便を複数台運行とすることで対応していたが、基本的に1台か2台での運行とする代わりに便数を増加させる方策を採った。
  • 2007年3月16日、「ニュードリーム神戸号」が東京駅延長により「ドリーム神戸号」に統合される。
  • 2010年7月1日、大幅なダイヤ改正を実施。
    大阪・京都・神戸の3系統を統合の上再編成し、京都駅は大阪系統及び神戸系統・奈良系統が経由する形態となり、神戸系統も途中で必ず京都駅か大阪駅を経由するという運行形態に変更された。
    これと同時に、愛称の末尾から行先地名が外され、1989年3月2日までと同様に「ドリーム○○号」として号数に区別することになった。
    但し、東京と京阪神地区を結ぶドリーム号以外の愛称の変更は行われていない。
  • 2011年7月15日、ダイヤ改正を実施。
    廉価版の整理が行われ、「青春ドリーム号」「超得割青春号」が廃止され、「青春エコドリーム号」に一本化された。
    一方で、運賃は通年同一運賃だった従来と異なり、通常版と同様に変動する形を採り、ほとんどの出発日で値上げとなった。
  • 2013年3月11日のダイヤ改正で、曜日別運賃を導入する予定。

「ドリーム号」の運行会社

「ドリーム号」の運行経路

  • 太字は客扱いを行う停留所。交通事情などにより経由地や休憩場所は変更される場合がある。
    (太字の停留所名をクリックしますと、停留所の地図をご覧頂けます。)
  • 途中、土山SAと足柄SAで休憩する。
    但し、「ドリーム9号」は甲南PAと足柄SAで休憩する。

「ドリーム号」に使用される車両

  • 【JRバス関東】
    ダブルデッカー3列シート38人乗り

    JRバス関東「ドリーム号」 868

    JRバス関東「ドリーム号」1002
    三菱エアロキング
    (MU612TX)

  • 【西日本JRバス】
    ダブルデッカー3列シート38人乗り

    西日本JRバス「ドリーム号」・580

    西日本JRバス「ドリーム号」・580 リア
    三菱エアロキング
    (MU612TX)

設備&サービス

西日本JRバス「ドリーム号」・580 車内

西日本JRバス「ドリーム号」・580 シート
西日本JRバス
「ドリーム号」の車内

  • トイレ
  • 足置き台
  • 毛布
  • スリッパ
  • クレイドルシート(一部車両を除く)

「プレミアムドリーム号」運行時刻表

予約先

  • 電話でのお問い合わせは・・・・・
    • JRバス関東高速コールセンター   (03)3844-1950
    • 西日本JRバスお客様センター   (06)6371-0121